八幡平周辺山域に入山される方々へ(注意喚起)

八幡平市在住の平山順子さんから、今年の八幡平の状況が届きました。

1月5日(火)現在 
下倉スキー場ゲレンデトップ(標高1100m周辺)で積雪断面観測をしました。150cm超の積雪深、ツボ足で60cm近く貫入するような雪質で12月末に降り積もった降雪結晶がまだ表層から50cm下の層に15~20cmの厚さで埋もれ、ほとんど焼結していないさらさらのグラニュー糖状態で存在していました。コンプレッションテストでは結果が出て挫滅破断しました。
おそらく源太ヶ岳上部斜面も似た傾向にあると思われます。まだまだ寒波が続くようですので、注意しなければならない状況です。
平山順子

この地域は現在、雪崩の危険性が高い状態にあります。
かつては、源太ケ岳において雪崩事故も発生しています。
入山時は、必ず届け出の上、弱層テストを行い、危険な状態にあるときは、斜面に入らないようにしてください。
また、アバランチトランシーバー、プローブ、スコップは必ず持参してください。
  
(一社)岩手県山岳・スポーツクライミング協会 
    指導部長 土 井 祐 之